2025.02.04
設備BIMの導入が進まない理由とは?
技術情報
お世話になっております。キャディアンです。日本の本土における最北端の地で有名な北海道稚内市の宗谷岬は、日本国内最大級の風力発電施設「宗谷岬ウインドファーム」があり、稚内市の年間消費電力の約6割相当になる電力を発電しています。利用する以上の速度で自然によって補充される再生可能エネルギーを用いた発電は、温室効果ガスの排出削減を目指す昨今では、世界各国で取り組まれています。日本における再生可能エネルギーの発電比率は、2019年度で18%となっており、主要国の再生可能エネルギーの比率と比較するとあまり多くありません。普及の進まない理由は、発電コストの高さや地理的な要因など様々あり、今後解決すべき課題とされています。今回は建設業における「普及がなかなか進まない」というお話です。
設備BIMの導入が進まない理由
現在、建設業界で普及に取り組んでいるBIMですが、設備領域においては他分野よりBIM導入が進んでいないのが現状です。その理由ですが、まず人材不足があります。BIM人材が不足している中で設備の知識を持った人材はさらに不足しています。次に構造モデルとの整合性に関する問題があります。当然のことながら各領域で扱うBIMモデルは整合性が保たれていなければなりません。BIMモデルの作成は、一つのデータを関係各社で共有し作り上げていくのが理想ですが、利用シーンが限られていたりすると、A社のデータとB社のデータをくっつけるというようなパターンにもなりがちです。そのとき構造モデルと設備モデルを合わせて、位置がずれていたりすると大変です。そしてデータの互換性の問題があります。設備のモデリングを行うCADソフトは、設備モデル用に機能が特化したものが多いです。Revitなどに設備モデルをそのまま読み込むことができない場合があります。そんな問題点に対する解決策を次でご紹介します。
キャディアンの設備BIMの特徴
設備BIMに特化した人材がいます
キャディアンは設備BIMのモデリングに特化した部署があり、オフショア開発による低価格と専門知識を持ったスタッフの品質管理による高品質を両立しています。
構造モデルとの整合性
設備だけではなく現地計測から設備のモデリングまで自社で行っており、一気通貫で作図が可能なため、各領域の作図でモデルの整合性を保てます。
データの互換性
構造図のモデリングを行っておりますので、建築系CADも保有しています。そのためデータの変換方法が各種ございます。またデータ変換をした際の検証も行いやすい環境です。
まとめ
設備BIMの導入は他分野と比べると遅れ気味です。キャディアンでは、計測から設備モデル作成まで一気通貫で行っているため、柔軟に対応することができます。設備BIMでお困りの方は、ぜひキャディアンまでお問い合わせください。
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