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工場のレイアウト変更に3D図面を活用

2024.11.01

工場のレイアウト変更に3D図面を活用

Technicalnote 技術情報

お世話になっております。キャディアンです。今注目を集めている工場夜景ですが、大阪の工場夜景と言えば堺泉北臨海工業地帯が有名です。海岸に沿ってたくさんの工場が並んでおり、幻想的でスケールの大きい夜景は、市街地の夜景とは一味違う魅力があります。そんな工場夜景を見て、きれいだなあと思うと同時に「維持管理が大変だろうな」と思います。今回は工場のレイアウト変更における3Dレイアウト図の活用についてご紹介します。



工場建設の特徴とは

工場建設は、動線計画と空間を機能や用途に合わせて配置することが、生産性や安全性に大きくかかわるので非常に重要です。例えば、頻繁に利用される動線が長かったり混雑すれば生産性は下がりますし、動線上で清潔区域と汚染区域が交差してしまうと安全性が確保できません。また部屋に設置する機械と、その機械を稼働させるための電気、水、燃料などを供給する設備のことも考慮する必要があります。このように工場建設には、色々と考えなければならないことが多く、また専門的な知識も求められます。



工場のレイアウト変更は大変

どんなに無駄のない動線計画と最適な空間配置がされていても、製造するモノが変わったり、機械が古くなって効率が落ちるとレイアウトの変更を迫られる場合があります。しかし、細かな改修を重ねていって図面と現況が違っていたり、建設当時の担当者がいなくて詳細が分からなかったりすると、レイアウト計画を作るのが大変です。工場設備の現況を計測するのに時間がかかる、2D図面では見落としがある、関係者間の認識違いが発生する、干渉チェックが困難、実際にレイアウト変更するときに想定外のことが起きるなど様々な問題が発生します。



3Dレイアウト図を活用

そうした問題を3Dレイアウト図で解決できるかもしれません。3Dデータでレイアウト図を作成することで、様々なメリットがあります。まず、なんといっても視覚的にわかりやすく“現況”を把握できます。これにより関係者間での認識共有も容易になります。3Dデータ上で距離の測定も可能ですので、写真撮りや巻尺での計測にかかる時間が大幅に短縮できます。機械や設備のモデルがあれば、立体的な干渉チェックも行えますので、搬出入経路の検討や手戻り防止に活用できます。



まとめ

キャディアンでは3Dデータの取得からデータ加工まで一貫して自社で対応しておりますので、3Dレイアウト図の導入でお困りの方は、ぜひキャディアンまでお問い合わせください。


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