2024.08.01
足場業界でよく使う専門用語を解説 ~空㎥と掛㎡とは~
技術情報
お世話になっております。キャディアンです。皆様はカタカナビジネス用語が飛び交う会議で話についていけなくなったことはありませんか?その会社や業界では当たり前に伝われている言葉でも、実は世間一般的ではないという言葉があると思います。今回はそんな専門用語をご紹介します。
空㎥と掛㎡とは
普通の㎥(立方メートル)と㎡(平方メートル)については、それぞれ体積と面積の単位ですが、空㎥は主に支保工の積算で使われる単位で、空の内部空間も含んだ体積になります。掛㎡は組み立てる仮設足場の面積のことです。
空㎥について詳しく
空㎥の読み方は「くうりゅうべい」です。普通の㎥の場合は、W1m×D1m×H1mの容器いっぱいに水を詰めると、容器の中のものの体積は1㎥になります。一方、W1m×D1m×H1mの容器いっぱいに支保工のパイプを詰めても、重なったパイプの間に隙間ができるので、体積は1㎥になりません。ですが、隙間の分を除いて体積の計算をするのは大変なので、簡易的に計算ができるように空㎥が考えられました。空㎥は内部の空間も体積に含んで計算するので、W1m×D1m×H1mの容器いっぱいに支保工のパイプを詰めた時、1空㎥になります。
掛㎡について詳しく
掛㎡の読み方は「かけへいべい」です。普通の㎡の場合は、例えば壁でしたら高さ×幅で㎡数を求めます。一方、掛㎡は足場の外周×足場の高さで求めます。これは通常、足場は建物の外周より大きい面積で設置されるからです。
まとめ
今回は専門用語のご紹介でした。ありがとうございました。
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