技術情報

工事の計画を立てる際には、さまざまな企業が関わります。計画立案の打ち合わせでは、現場の現況や施工が進む中での形状の変化、完成イメージなどについて、参加者全員の認識を合わせることが重要です。これによって設計段階では仮設・施工計画検討で条件誤認の削減、関係者協議の迅速化、合意形成の迅速化などの効果が期待されます。

たとえば、地元説明会などの場で計画内容の3Dモデルや施工ステップを用いて説明することによって、関係者間の理解が進み、合意形成の手助けとなります。施工段階では設計段階の内容に加えて、危険作業・箇所の確認を事前に共有できるので、安全管理の向上を図ることができます。また、施工ステップモデルに時間設定を与えることで、4Dシミュレーション（3Dモデル＋時間）を行うことも可能です。