技術情報

BIMとは、Building Information Modelingの略称、CIMはConstruction Information Modelingの略称となります。パソコンで作成した3Dの建物や地盤のモデルに、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベースのことです。

計画、調査、設計段階から 3Dモデルを導入し、その後の施工、維持管理の各段階においても連携・発展させていきます。事業全体にわたる関係者間での情報共有を可能とし、一連の建設生産システムの効率化・高度化を図ることができます。BIM/CIMモデルと3Dモデルの違いは、「属性情報を持たせた3Dモデル」なのか「形状を表現しただけのデータ」なのかという点にあります。

「BIM/CIM」は従来、建築分野の「BIM」と土木分野の「CIM」に区別されていましたが、2018年に国際標準化の流れを受けて国土交通省によって名称が統一されました。現在では、地形や構造物などの建設分野全体の3Dモデル化を指す総称として「BIM/CIM」が用いられています。