2024.01.29
今、話題のデジタルツインとは
技術情報
お世話になっております。キャディアンです。訪日外国人旅行者数がほぼコロナ前の水準まで回復し、喜ばしい反面、オーバーツーリズムの問題も話題になっていますが、コロナ禍を経て、観光名所などをデジタルツインで再現し、バーチャルツアーを行うなどの取り組みが進んでいます。今後は旅行の仕方も大きく変わるかもしれないですね。
デジタルツインとは
デジタルツインとは、現実の環境をデジタル上で再現する技術のことです。メタバースとの違いは、メタバースは現実に即しているわけではありませんが、デジタルツインは現実世界の環境を同じように再現しています。デジタルツインは建設業界だけではなく、様々な産業領域で活用が進められている技術です。デジタル技術の進歩により導入が加速しており、総務省の発表ではデジタルツインの市場規模は2020年の2,830億円から2025年には3兆9,142億円に成長すると予測されています。
デジタルツインを活用することで
デジタルアーカイブの作成
デジタルツインによって作成された空間は、現実の環境を3Dデータで再現しているため、デジタルアーカイブに適しています。デジタルアーカイブは、文字や画像、映像などの情報を統合できるため、研究や防災、PRなど様々な用途に活用することができます。
現場の安全性や生産性の向上
イメージの共有がしやすい3Dデータによって、コミュニケーションと理解度を深めることができます。安全教育や危険箇所の把握を容易にします。また、現地に行くことなく状況を知ることができるので、生産性の向上にもつながります。
検討とシミュレーションへの活用
フロア全体の俯瞰図など現実では見ることのできない部分を可視化することができますし、デジタルツインによって再現された3Dデータをベースに、設備や什器等のモデルを配置しレイアウト変更の検討材料にすることが可能です。気流や熱などのデータがあれば、解析やシミュレーションを行うことも可能で、仮想空間で行うため費用や時間の削減も期待できます。
デジタルツインを導入するために
デジタルツインを導入するためには、3Dデータが必要不可欠です。3Dデータの取得方法はいくつかありますが、キャディアンでは2D図面からのモデル作成、3Dレーザースキャナーでの点群データ計測、マーターポートカメラでの3D撮影を行っています。デジタルツイン導入でお悩みの方は、ぜひキャディアンまでお問い合わせください。
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