2025.03.17
【結果発表】キャディアン社員の好きな仮設部材ランキング!!
技術情報
お世話になっております。キャディアンです。世の中にはいろんなランキングがありますが、先日は小麦粉でつくった皮に餡子を詰めた丸い“あの”和菓子の呼び方ランキングというものを見ました。3位は回転焼き、2位は今川焼き、1位は大判焼きだそうです。気になってWikipediaで調べたら、形状や店名など、地域や店により、さまざまな呼び名がつけられたようです。名前の由来にはっきりとした史料はありませんが、江戸時代に作られた【今川橋】付近の店で、桶狭間合戦にもじり「今川焼き」として宣伝・発売し評判となったため広まったとする説があります。だいぶ話がそれましたが、今回はキャディアンで調べたちょっと変わったランキングをご紹介します。
キャディアンの社員に聞いた【好きな仮設資材ランキング】
早速、結果発表です。
ランキング上位の仮設資材たちの紹介!!
アンチとは?
仮設足場で作業員が歩く部分を作業床と言います。アンチとは、いくつかある作業床用の部材の一つです。表面に滑り止めの措置が施された金属板の両端にフックがついた形状をしています。アンチという名前は「アンチスリップメタル」という製品がもとになっています。名前の由来であることからも滑り止めはアンチの特徴的な要素であることが分かります。アンチは「足場板」「布板」「布枠」「踏板」とも呼ばれています。いろいろな呼び方があり、実はそれぞれに違いがありますが、メーカーによって異なる定義づけがされていたりするので注意が必要です。
先行手すりとは?
先行手すりとは作業床設置前に先行して取り付けられる手すりのことです。仮設足場は地面から上に向かって組み立てられることが多いですが、最上段の組み立て時は手すりがなく非常に危険な環境で作業をしていました。そこで安全性を高めるため、最上段の作業床が無くても取り付けられる先行手すりが広まりました。建設業における死亡災害のうち約4割が墜落で、墜落のうち約2割が足場からの墜落です。先行手すりは墜落防止という重要な働きをしています。また2015年に改訂された仮設工業会の技術基準では、「X種のくさび緊結式足場用先行手すり」が筋交いとして使用できるようになりました。「X種のくさび緊結式足場用先行手すり」とは筋交いとセットになった先行手すりのことです。筋交いは横方向に加わる力から足場を守るために必要不可欠です。基本的に足場は連続した四角形で構成されますが、四角形に横方向で力を加えると平行四辺形になります。つまり足場に横揺れが発生するということです。ひどい場合には倒壊につながります。(※下記にイメージ図を載せています。)このように構造的に重要な役割をもつ筋交いと安全面で重要な役割を持つ先行手すりが一体になったものが「X種のくさび緊結式足場用先行手すり」です。
根がらみとは?
根がらみとは足場脚部の低い位置で支柱と支柱と連結させる部材のことです。ジャッキベースに挿した支柱の下部にはめ込まれることが多いです。ですので、根がらみ専用の部材があるわけではなく、手すりや単管等が用いられます。この根がらみは支柱の横ずれを防ぐ役割があります。支柱の横ずれは、筋交いから伝わる風荷重など足場に対して何かしらの力が加わったときに発生しやすいです。支柱と支柱と連結していると加わった力を分散してくれるので、根がらみは非常に重要です。根がらみは可能な限り低い位置で連続していなければいけません。しかし開口部など根がらみを設置できない場合もあります。そういったときは両側のスパンを筋交いなどで補強しましょう。
まとめ
仮設足場の計画図を作っている会社ならではのマニアックなランキングでしたね。キャディアンでは年間5,500案件以上の仮設計画に取り組んできた経験を活かして、仮設計画を立案します。建築、土木、橋梁分野の足場・支保工・吊足場など各種計画はもちろん、技術面のお問い合わせにもご対応可能です。お悩みの方は、ぜひキャディアンまでお問い合わせください。
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